ライブ「横浜モカンボ・セッション2016」開催!

 横浜市中区伊勢佐木町2丁目にあったナイトクラブ「モカンボ」で、1954年5月27日深夜、朝まで続いた日本初の歴史的な一大ジャム・セッションがありました。 穐吉敏子(ピアノ)、渡辺貞夫(アルト・サックス)をはじめ、天才と言われながらも翌年夭逝した守安祥太郎(ピアノ)など、後の日本のジャズ界を牽引することになった超一流の大物が一堂に会していたのです。

(写真左手・平山ビルの地下にありました)

 そのほかの参加メンバーは宮沢昭、与田輝雄(テナー・サックス)、五十嵐明要、海老原啓一郎、渡辺明(アルト・サックス)、鈴木寿夫、栗田八郎、上田剛、滝本達郎(ベース)、清水閏、五十嵐武要(ドラムス)。しかし、この声をかけた中心人物がハナ肇と植木等ということすら、すでに忘れられようとしています。
 本来ジャム・セッションとはナイトクラブの仕事を終えたあとのアフター・アワーズに自分たちの楽しみのために集まって自由に演奏したことを言いますが、このジャム・セッションを横浜の、日本のジャズ遺産とするために、地元伊勢佐木町と野毛の店主たちが立ち上がりました。毎年1回、20〜30人のジャズメンが「自分たちの楽しみのため」に集まるイベントを町が応援し、継続できるようにしたいと考えています。そして、穐吉敏子や渡辺貞夫のように世界に羽ばたくアーティストがこの中から巣立っていくことを期待しています。

 

                 [開催要項]

開催名 「横浜モカンボ・セッション2016」
開催日  2016年7月16日(土)12時30分開場 13時00分開演 17時00分終演
     13時00分〜14時30分 トーク・セッション
     15時00分〜17時00分 ジャム・セッション
会 場  横浜にぎわい座大ホール

入場料  前売券3,000円(税込) 当日券3,500円(税込) 

出演者

トーク・セッション「あの夜、1954年7月27日」=五十嵐明要(アルト・サックス/当夜出演し今も現役)、上田剛(当夜出演した元ベーシスト)、岡村融(元ポリドール・レコード)、瀬川昌久(音楽評論家)、柴田浩一(司会/横濱JAZZプロムナード・プロデューサー)

 

ジャム・セッション=中村誠一(テナー・サックス)、類家心平、中西暁子、中村恵介(トランペット)、前田真梨子(トロンボーン)、山田拓児、纐纈雅代、五十嵐明要(アルト・サックス)、土井徳浩(テナー・サックス/クラリネット)、小川恵理紗(フルート)、板橋文夫、福井アミ、海掘弘太(ピアノ)、遠藤定、千北祐輔、瀬尾高志(ベース)、二本松義史、小泉高之、外山明(ドラムス)


主 催 イセザキ・モール1・2St. 野毛地区振興事業協同組合
    野毛地区街づくり会 一般社団法人ジャズ喫茶ちぐさ・吉田衛記念館

    モカンボ・セッション再現委員会

チケット ジャズ喫茶ちぐさ、野毛にぎわい座で発売中。
     当サイト「通信販売」ページでも販売しています。