印刷系が一番早い〆切だったはずが…

裏面は現ちぐさ前の野毛仲通り
裏面は現ちぐさ前の野毛仲通り

 東洋化成との打合せで、まず「レコード盤の製作工程より印刷物系に時間がかかるので、一ヵ月確実に見てください」と言われていました。流通へのデリバリーがあるので3月11日発売の2週間前には上がっている必要があり、その一ヵ月前というと、1月24日が〆切ということになります。実はアナログテープにダビングした録音物の入稿はすでに終わっていて、私が担当のジャケット、帯、ライナーノーツ、レーベルの印刷物関係をこの日に入稿することにしていました。

 ところがジャケットの最終データが完成したのが24日の深夜、ライナーノーツ、レーベルは27日の夕方まで延ばしてもらい、帯にいたっては28日の朝にしてもらいました。「没頭と客観」を繰り返しながら、しかしやればやるほど欲が出てしまい、東洋化成の担当者には迷惑をかけてしまいました。そして何より私のわがままを聞いてくれた齋藤さん藤崎さんチームと、堀米さんに感謝です。下の写真は原寸大で出力してジャケットに貼ってみたものです。やはり30㌢(正確には313㍉)はデカイ。

CHIGUSA Records プロデューサー 福島俊彦